家にあるテーブルでもテレワークはできますが、デスクと身体の相性が合っていなかったり、機能性が少なかったりすると、作業の効率低下や身体への負担につながっているかもしれません。そこで今回は、テレワークに使いたいおすすめデスクやその選び方、重要性などを解説します。
テレワークにおけるデスクの重要性

自宅には、リビングテーブルや食卓テーブルなどテレワークに使えるデスクがあります。確かに作業はできますが、生活との境目が曖昧になったり、実は身体に合っていなかったりすることもあるでしょう。なぜテレワーク専用のデスクが必要なのか、その重要性を解説します。
テレワークによる身体への負担を軽減する
オフィス勤務からテレワークに切り替わったという方は、リビングやダイニングなどいつものテーブルを使っている方が多いでしょう。テレワークは、オフィス勤務よりも席を立つ機会が少なく、同じ姿勢のままで身体に負担がかかりやすいです。作業に向いていないデスクを使用していると、余計に身体に負荷がかかってしまうでしょう。
身体に合わせたサイズ・高さのデスクを選ぶと、身体に無理な力が入らずに、負担を減らすことができます。
テレワークに取り組む集中力・効率が上げる
オフィスのデスク環境は、仕事に必要なものが揃っていて、効率よく作業ができるようになっています。自宅にある机をそのまま使うと、仕事道具が収納できない、ものを置くスペースが少ないなど、オフィスとの違いから集中力が切れ、効率が下がってしまうでしょう。
テレワークに使うデスクもできるだけオフィスのデスク環境に近づけると、使い慣れた環境で仕事ができ、視覚からも仕事モードに入りやすく、集中力・効率を高められます。
仕事と生活の切り替えをスムーズにする
普段生活している空間にあるテーブルをテレワークに使用すると、仕事と生活の境目が曖昧になりやすいです。仕事のスイッチが入りにくいので、集中力を維持しにくくなります。
専用のデスクを用意したり、デスクと合わせて仕事スペースを作ったりすると、仕事をする場所がはっきりするので、自宅でも仕事に集中できるようになるでしょう。
テレワークに使用するデスクの選び方

テレワークに使用することのできるデスクは、数多く販売されています。多くのデスクの中から自分に合ったデスクを選ぶためには、いくつかのポイントがあります。高さや幅・奥行きなどををチェックして、最適なデスクを選びましょう。
適切な姿勢を保てる高さ
デスクの高さは、適切な姿勢を保つためにこだわりたいポイントです。日本の成人男性にフィットしやすい高さとして、多くのデスクは70cmの高さに設計されています。ただ、身長を人それぞれなので、必ずしも高さ70cmがフィットするとは限りません。
ゲーミング家具ブランド“Bauhutte®”では、デスクの高さから理想の座面の高さを求める公式を公開しています。
理想の座面高は、机の天板の高さ-差尺で求めます。差尺とは、デスクの天板の高さと座面の高さの差のことです。書き仕事の場合、キーボード作業の場合それぞれの差尺は以下の計算式で求められます。
- 書き仕事:差尺=座高÷3-1cm
- キーボード作業:差尺=座高÷3-6cm
作業環境に合わせた天板の幅・奥行き
デスクに置きたいものに合わせて、デスクの天板の幅・奥行きを確認しましょう。ノートパソコンのみの場合は最小限のサイズで問題ありませんが、デスクトップPCを使用したいときやモニターを設置したいときは、天板の幅に余裕があるデスクが最適です。
ノートパソコンと一緒に資料やノート・手帳を広げたいときにも、天板が広いと作業がしやすくなります。
シーンに合わせた天板の幅・奥行きの目安は以下の通りです。
- ノートパソコンのみ:幅60~80cm、奥行き40~50cm
- ノートパソコン+モニターまたはデスクトップPC+モニター:幅60~80cm、奥行き60~70cm
パソコンや資料などの重みに耐えられる安定感があるか
デスクにはパソコンや資料の他に、書籍やインテリア、文房具など置くこともあるでしょう。置きたいものと耐荷重が合っていないと、作業中にデスクが揺れてしまいます。
集中してパソコン作業したい方や筆記作業をしたい方は、デスクの耐荷重に注目して、安定感のあるデスクを選びましょう。
シェルフやキーボード棚などの収納力
デスクをきれいに保つことも、気持ちよくテレワークに取り組むためには必要です。テレワーク向けのデスクによっては、インテリアや本を置けるシェルフやキーボードを収納できる引き出しなどの収納スペースが確保されています。
仕事に必要なものが多い方やデスクをきれいに整理したい方は収納力も重視してみてください。

働き方に合わせたデスクのタイプ
デスクには、L字デスク、昇降デスク、ローデスクといったタイプがあります。作業の姿勢や作業スペースなどに違いがあるので、働き方に合わせた選択が必要です。3つのタイプの特徴を解説します。
スペースを広くとりたいときに便利なL字デスク
パソコン作業をしたり、書き仕事をしたりするなど、デスクのスペースを多く使うときはL字デスクが便利です。作業を変えるときに片づける手間がなく、スペースを分けてデスクを有効活用できます。
作業スペースと収納スペースを分ければ、作業に集中しつつ、仕事道具やインテリア、資料などをすっきりと収納可能です。
テレワークにメリハリをつけたい方には昇降デスクがおすすめ
テレワークは座りっぱなしになりがちなので、姿勢が変わらずに集中力が途切れてしまうこともあります。定期的に姿勢を変えると気分転換になり、仕事にメリハリをつけやすく、身体への負担を軽くする効果もあります。
昇降デスクは、座って作業するとき、立って作業するときに合わせて高さを調整できるのが特徴です。スタンディングデスクで立ち作業に特化することもできますが、どちらにも柔軟に対応するなら昇降デスクを選んでみましょう。
部屋を広く見せたいときはローデスク
デスクはサイズが大きいものが多いので、高さのあるものだと空間を圧迫しやすいです。ローデスクとローチェアを揃えると、圧迫感が少なくなり、部屋を広く見せることができます。
和室で座椅子や座布団に座る日本ならではのスタイルにも近く、落ち着いて仕事をすることができるでしょう。
デザインやカラーにもこだわろう
デスクは部屋のなかでも存在感のある家具ですので、部屋の雰囲気に合わせてデザイン・カラーにもこだわってみましょう。
天板のカラー・デザインだけでなく、脚のカラー・デザインによっても雰囲気が変わります。木製の脚であれば温かみがあり、スチールの脚であればシックな印象になりますよ。
脚のデザインはコの字型やT字脚、4本脚などの種類があります。なかでも4本脚のデスクは、空間が広く見えるので、スッキリした印象になるのが特徴です。
テレワークに最適!おすすめデスク10選

様々なデスクの中から、テレワークに最適なおすすめデスクを10点選んでみました。選び方のポイントに当てはめながら、自分に合うデスクを探してみてくださいね。
【山善】折りたたみデスク RPST8040H
『山善』の“折りたたみデスク RPST8040H”は、ナチュラルな印象のあるおしゃれなシンプルデスクです。天板にはメラミン樹脂加工が施されており、傷や熱に強く、汚れ・水分も拭き取るだけで取り除くことができます。天板の角は丸いので、コードを通すことができたり、ぶつかっても怪我をしにくかったりするのもうれしいポイントです。
天板下にあるストッパーをロック・解除すると簡単に開閉できます。デスクを移動したいときや収納しておきたいときに便利な機能です。
- サイズ:幅80×奥行40×高さ70cm
- 耐荷重:20kg
- シェルフ:なし
- その他機能:折りたたみ機能、アジャスター付き
楽天市場
Yahoo!ショッピング
【DORIS】コーナーデスク
『DORIS』の“コーナーデスク”は、部屋のコーナーに配置しやすいL字型デスクです。左右のデスクは位置を交換できるので、作業内容に合わせてアレンジできます。また、両方のデスクを使いやすいように中央のスペースが広く取られています。
さらにうれしい機能が、メインデスクに2個、サブデスク1個付いているケーブルホールです。パソコンやモニター、スマホの充電器などのケーブルをすっきり収められるので、仕事に集中できる整理整頓されたデスク環境を作ることができます。
- サイズ:幅120~140×奥行60~140×高さ74cm
- 耐荷重:30kg
- シェルフ:なし
- その他機能:ケーブルホール3箇所
楽天市場
Yahoo!ショッピング
【SD STORE】パソコンデスク
『SD STORE』の“パソコンデスク”は、デスクとラックがセットになっています。ラックは左右どちらに配置することもできるので、使いやすい方に収納スペースを作りましょう。
ラックは3段構造になっていて、プリンターや本、インテリアなど多くのものを保管できます。ガタつきを防止するアジャスターで微妙な高さも調節できるので、安定感のあるデスクで快適に作業できるでしょう。
- サイズ:幅96cm×奥行48cm×高さ97cm
- 耐荷重:40kg
- シェルフ:あり(棚の左右入れ替え可能)
- その他機能:アジャスター付き
Yahoo!ショッピング
【Bauhutte(バウヒュッテ)】昇降式スタンディングデスク
ゲーミング家具ブランドである『Bauhutte(バウヒュッテ)』では、テレワークにも使えるオフィス家具も販売しています。“昇降式スタンディングデスク”は、約30cmの高さ調節ができ、立ち仕事はもちろん、座り仕事にも対応可能です。
デスクの幅は100cmで広くなっており、パソコンとモニター、パソコンと資料を置いても余裕があります。さらにキーボードを収納できるキーボードスライダーが付いているので、デスクトップPCや外付けキーボードを使用する方も、デスクをすっきりさせて作業に取り組めるのが魅力です。
- サイズ:幅100×奥行き45×高さ75.5cm
- 耐荷重:-
- シェルフ:キーボードスライダー付き
- その他機能:上下昇降機能
楽天市場
Yahoo!ショッピング
【山善】折りたたみデスク PST-C8040
『山善』の“折りたたみデスク PST-C8040”は、ダークブラウンとナチュラルメイプルの2色から選べるシンプルなデスクです。ワンタッチ操作で折りたたみができ、折りたたむと奥行が7cmに収まるのですきま収納もできます。
また、デスクの脚にはキャスターが付いています。デスクを気軽に移動できるので、場所を変えて気分転換したいときにもうれしい機能です。
- サイズ:幅80×奥行40×高さ70cm
- 耐荷重:20kg
- シェルフ:-
- その他機能:折りたたみ機能
楽天市場
Yahoo!ショッピング
【Embrace life】シンプルワークデスク
『Embrace life』の“シンプルワークデスク”は、シンプルな印象の天板の下にシェルフが取り付けられています。作業スペースに置くものを最小限にしつつ、目に見えない天板下に事務用品や資料をすっきり収納できるのが特徴です。
幅80cmの天板には、防滴・耐磨耗・防火といった加工がされており、傷に強く長く使えて、ドリンクをこぼしてしまってもすぐに拭き取れます。アイテムを収納しつつ、天板はすっきりさせたいという方におすすめのデスクです。
- サイズ:幅80×奥行45×高さ74cm
- 耐荷重:100kg
- シェルフ:あり
- その他機能:アジャスター付き
Yahoo!ショッピング
【サンワダイレクト】ゲーミングデスク
『サンワダイレクト』の“ゲーミングデスク”は、スチールパイプに幅120cmの天板を配した無駄のないデスクです。幅の広い天板になっているので、パソコンとモニター以外にも必要なアイテムを置きやすくなっています。
モニターアーム・卓上ライトのクランプにも対応しており、自分好みのデスク環境にカスタマイズしやすいのも特徴です。脚にはアジャスターが付いているので、作業時のガタつきや床の傷も心配ありません。
- サイズ:幅120×奥行60×高さ70cm
- 耐荷重:30kg
- シェルフ:-
- その他機能:モニターアーム・卓上ライトに対応
楽天市場
Yahoo!ショッピング
【LITENStaD】スリムワークデスク
『LITENStaD』の“スリムワークデスク”は、スチールの脚とウッドの天板の組み合わせがスタイリッシュなデスクです。テレワークのデスクをインテリアのひとつとしてこだわりたい方にとって、部屋になじむおしゃれなデザインになっています。
幅75cm、奥行40cmのスリムサイズになっており、限られたスペースにも置きやすいです。最低限の作業スペースでも十分な方や自宅のスペースが限られている方におすすめします。
- サイズ:幅75cm×奥行40㎝×高さ72.5cm
- 耐荷重:30kg
- シェルフ:-
- その他機能:-
Yahoo!ショッピング
【YINGYU】コンピューターデスク
『YINGYU』の“コンピューターデスク”は、天板と脚の両方にウッド素材を使用しており、ナチュラルで温かみのあるデザインが特徴です。4本脚タイプでもあり、デスク下が広く見え、すっきりと部屋に馴染んでくれます。
身体側の天板部分がストレートではなく、丸く削れている形状が特徴です。デスクに身体がぶつかることなくフィットし、長時間使用して疲れないように計算されています。
- サイズ:幅80×奥行50×高さ73cm
- 耐荷重:20kg
- シェルフ:-
- その他機能:-
Yahoo!ショッピング
【白井産業】パソプリ PCデスク
『白井産業』の“パソプリ PCデスクは”収納力に優れたテレワーク向けデスクです。天板上部のラックにはインテリアやプリンターを置くことができ、キーボードラックやマウススペースに便利なスライド式ワイドテーブルも備わっています。
また、2口コンセントが背面に配置されているので、ケーブルの整理整頓もラクラクです。移動しやすいキャスターも付いていて、デスクに収納力や機能性を求めたい方に向いています。
- サイズ:幅59.5×奥行58×高さ111.3cm
- 耐荷重:20kg
- シェルフ:上部にあり
- その他機能:コンセント付き、キャスター付き
楽天市場
Yahoo!ショッピング
自分に合ったデスクでテレワークに取り組もう

テレワークのデスクをしっかり選ぶことによって、身体への負担軽減や集中力・効率アップ、仕事と生活の切り替えがしやすいなどのメリットがあります。
高さや天板の幅・奥行き、安定感、収納力、タイプ、デザイン・カラーなどにこだわって、自分に合ったデスクを選ぶことが大切です。おすすめのテレワーク向けデスクも参考にして、最適なデスクでテレワークに取り組みましょう。